スタジオブログ

Blog
2017.10.06

コードってなぁに?⑤(ギター編)

今回はコードってなぁに?の5回目
(ギター編)

いよいよ実際にこれを使って今までよりも効率よくコードを覚えていく方法を書いていきます。
(2、3、4回目を読んでいないと書いて有ることがさっぱりわからない可能性が高いので遡って読んで下さい。)

楽器ごとで応用の仕方の説明は変えなくてはいけないのでまずはギターからやっていきます。


まずは知っているコードが何の音で構成されているかを調べます。
その後その知っているコードに他の構成音を足すとどんな形になるのかを考えます。

たとえば一般的な「C」コードは

3|—– ←1弦
-|R—- ←2弦
5|—– ←3弦
-|-3— ←4弦
-|–R– ←5弦
x|—– ←6弦

とあらわせます。
Rは根音、3は3度、5は5度です。

縦の棒線の左側は開放弦となり、数字は度数を表します。

これを「C7」にすると「シ♭」が加えられます。
シ♭の場所に「7」を入れると

 

3|—–
-|R—-
5|–7–
-|-3—
-|7-R–
x|—–

と表せます。5弦のR(根音)は変えるべきでないので3弦の5度(ソ)の音を「シ♭」にします。

すると

 

3|—–
-|R—-
-|–7–
-|-3—
-|–R–
x|—–

となり、教本でよく見るタイプのC7になります。

コードダイアグラムで書くとこうなります。

C7

同じようにいろいろな「C」を
C7 CM7 C6 Cm7 Cm7-5
などに変えてみます。

例えば「C」を「Cm7-5」にするのであれば

3|—–
-|R—-
5|—–
-|-3—
-|–R–
x|—–

このコードの3度の音が半音下がって、5度の音が半音下がって、短7度の音が追加されます。
まず3弦の5度の音から見ていきますが、この音はこれ以上さがりませんの他の場所の5度の音(ソ)を見つけて半音下げなくてはいけません。
ソの場所を探すと以下のようになります。「5」が「ソ」です。

3|–5–
-|R—-
5|—–
-|-3–5
-|–R–
x|–5–

6弦のソは下げれますが一番低い音は「C=ド」にしておきたいのでここはこのままです。
4弦のソは下げられます。
3弦のソは下げられないので代わりに短7度の音が3フレット目に入れられるので7に替えます。
1弦のソも問題なく下げられますが、すでに♭5は確保できているのとここに♭5を入れると押さえられなくなります。
かと言って開放弦だと「ミ♭」を出したいのに「ミ」が鳴ってはいけないので弾かないことにします。

そうすると下記のようになります。

 

x|—–
-|—3-
-|–7–
-|—5-
-|–R–
x|—–

3度の音は半音下がったので1弦から2弦に替わっています。

これでコードダイアグラムに載っている「Cm7-5」
が作れましたね。

Cm7-5

先程書いたようにこれに
7、6、9などいろんなテンションをつけていきましょう。

以上のやり方で「C」を根音にもつコードを指板の端から端まで覚えます。

ここで大事なのはギターは押さえたポジションを一つ右に移動するだけでコード自体も半音あがるということです。

つまり先程作った「Cm7-5」

 

x|—–
-|—3-
-|–7–
-|—5-
-|–R–
x|—–

を一つ右に移動させると

 

x|——
-|—-3-
-|—7–
-|—-5-
-|—R–
x|——

となります。

こうすると「Cm7-5」が半音上がって「C#m7-5」となります。
一つ右にするだけで半音高いコードになるということは、これで
Dm7-5もD#m7-5(E♭m7-5)もEm7-5も・・・・覚えたのと同じになるということです。

このやり方なら1つのコードで12個分のコードフォームが覚えられるので10個が120個に、100個が1200個になるというとても効率の良い覚え方になります。また、自分でコードを作ったり、今まで何のコードかわからなかったものが分かるようになったりします。

次回はピアノ&キーボードのコードの覚え方を書いていきます。

free trial

まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?

無料体験レッスンについて詳しくみる

今すぐWEBから申し込む!

ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります